口唇ヘルペスがかさぶたになったら

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口唇ヘルペスがかさぶたになったら、薬を塗るのを止める方がいらっしゃいますが、かさぶたができても患部が乾燥するまでは塗り薬を塗布して下さい。

皮膚科の診察券

痂皮(かひ)と呼ばれるヘルペスのかさぶたができれば治りかけている証拠です。でも完全に治っているわけではありません。かさぶたができても患部が湿っているなら、まだヘルペスウイルスが存在し、更に増殖を続けています。

かさぶたが完全に乾き新しい表皮がでてくる段階になるまで感染の恐れがあります。それまで薬でしっかりとケアしましょう。

薬を10日以上塗り続けても水疱がかさぶたにならない場合、薬が合っていない恐れがあります。あるいは違う病気の可能性もあるので、使用を中止して病院の皮膚科で治療した方が安心です。

口唇ヘルペスのかさぶたをはがしたらダメ

自然にとれてしまうかさぶたなら問題ありませんが、自分で無理にはがすのは絶対にやめましょう。かさぶたができるのは治りかけているサインなのに、はがしてしまうと再び状態を悪化させてしまいます。

かさぶたが完全に乾くまでは、まだ原因の単純ヘルペスウイルスが暴れている状態です。指でいじると皮膚にウイルスがついてしまうのも問題です。

ウイルスが付着した指で目をこするとヘルペス性角膜炎を発症する恐れもあります。強引にはがすことで唇に醜い傷跡が残ることもあるので、薬を塗る時以外は触れないのが鉄則です。

かさぶたの状態でもキスしたら感染する

かさぶたが乾いていれば表面にウイルスはいませんから、触れても人にうつしてしまう可能性はほとんどありません。唇に水ぶくれができてから1週間以上経つと、かさぶたができます。

キスをする二人

かさぶたができるのは回復段階に突入したことを意味しますが、触った刺激でかさぶたが破れてしまうこともあるので油断できません。

知恵袋でも「ヘルペスの彼女とキスしても大丈夫ですか?」なんて質問が投稿されていますが、念のためにかさぶたが自然に剥がれるまで接触は避けましょう。

症状がでていない時でも唾液中にヘルペスウイルスが混ざる可能性があることが、最近の研究から判明しています。タオルやコップの共有もやめましょう。単純ヘルペスウイルスの感染力は非常に強く侮れません。

かさぶたをお風呂の中でいじらないで

口唇ヘルペスを発症しても、使うタオルを共有しなければお風呂に入るのは問題ありません。ただし小さいお子さまや妊婦さんは病気に対する免疫力が弱いため、感染しやすいので注意が必要かも知れません。

「顔に触ったらダメ」と言っても分からない年齢の子供とは、一緒にお風呂に入らない方が安心です。特に唇に水疱ができてかさぶたになる前の時期に感染リスクがピークを迎えます。

カンジダとは異なり、お風呂もヘルペスの感染経路の1つとされていますが、湯船に入ったぐらいでは感染しないので神経質になることはありません。

洗面器やお風呂の椅子はなるべく使わないようにするのが理想的ですが、もし使用する時はきれいに洗ってウイルスが残らないようにしましょう。

お風呂で口唇ヘルペスから性器ヘルペスに感染する可能性もあります。入浴中はかさぶたがふやけて簡単にはがれるので、つい指でいじりたくなるものです。けれど指で触れなくても自然に剥がれるまでじっと我慢して下さい。

もし剥がれた時はすぐにゴミ箱に捨て、誰かに拾われないようご注意します。

口唇ヘルペスのかさぶたをマスクで隠す

口唇ヘルペスのかさぶたをマスクでカバーするのは、良い面もあれば悪い面もあります。マスクで唇を隠せば黄色く目立つかさぶたを人目に曝すこともなくなり、周りの人間に感染させにくくなります。

マスクの女性

かさぶたは意識していないと指で触りたくなってしまうものです。マスクをすると触ってはダメだと再認識することもできます。マスクによって水ぶくれの中のウイルスが周りに飛び散ることもありません。

特に水疱が潰れてしまっている方は、会話している時やくしゃみをする時にウイルスを撒き散らしてしまうことがあります。マスクは感染を予防するのにも役立ちます。

ただ、マスクの中は蒸れやすいので、ウイルスが増殖しやすくなる環境とも言えます。そのため、長時間マスクをつけるのは避けた方が無難です。また、マスクにウイルスが付着しますから、他の健康な皮膚にうつしてしまい感染部位が広がる恐れもあります。

自己感染を防ぐためには、常に清潔なマスクを装着ことや、こまめに新しいものに取り替える必要があります。1日前のマスクをつけっぱなし、なんて付け方はよろしくありません。

ヘルペスの塗り薬は早くから使う

そもそもの話になりますが、口唇ヘルペスのかさぶたができてから塗り薬を使い始めても手遅れです。それではあまり効果はありません。

口唇ヘルペスの市販薬は患部がピリピリし始めた直後から塗らないと、症状が進行してからでは、あまり意味がありません。

かさぶたが気になるようならパッチの方が便利です。パッチで患部を保護すれば、ウイルスが周りに広がるのも防ぐことができます。上から口紅を塗ることもできるので、かさぶたが目立つのをごまかすのにぴったりです。

1日でも早く治したい時はリジンが効く

口唇ヘルペスを1日でも早く治したいなら、リジンを毎日欠かさず補充することです。体内でリジンよりアルギニンの割合が多くなると、ヘルペスを発症しやすくなります。

私もアルギニンより多くリジンを補うためにドクターズチョイスのリシン+プラスを飲んでいるので、かさぶたができるストレスから解放されました。

女性は特に辛いですよね。市販薬も外用薬もウィルスを死滅させて完治する力はありません。使うほど皮膚の免疫力が低下してぶり返しやすくなるので、リジンや乳酸菌などサプリメントの方が頼れます。

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