市販薬のアラセナでは治らない?

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まず、口唇ヘルペスの市販薬はどれも第一類医薬品なので、薬剤師さんからのチェックを受けてからではないと買うことはできません。

拒否する薬剤師

再発した場合の治療薬なので初感染の場合も買えません。一度病院で診察を受け口唇ヘルペスと診断されたことがある患者さんにしか売ってもらえません。

二度目以降の感染だと誤魔化そうとしても、最初に発症した時期や処方された治療薬、あるいはアレルギーの有無などについて色々と質問されます。

軽い症状にしか使えないので、水疱が大きい時や頭痛、疼痛がひどい時も「念のため病院に行って下さい」と言われてしまいます。

妊娠の可能性がある女性も、ドラッグストアの薬剤師さんではなく病院の医師に相談した上で薬を使うかどうか決める必要があります。

また、たまに口内炎の薬で口唇ヘルペスに塗ろうとする方がいらっしゃるようですが、原因がまったく違うグループの病気なので意味がありません。口内炎を治すには食事やサプリでビタミンB2を補給するのが効果的です。

単純ヘルペスウイルスがいない皮膚に抗ウイルス薬を塗っても、無駄に免疫機能を破壊するだけなのでご注意下さい。インフルエンザワクチンのように予防的に使うこともできません。

口唇ヘルペスの市販薬の値段は

口唇ヘルペスの市販薬の値段は、結構高い印象です。どこのメーカーも大体2gで1,000円以上します。通販だと安ければ約800円で売っていますが、送料がかかるので結局1,000円ぐらいはかかります。

現在薬局で買える市販薬はアクチビア軟膏、ヘルペエース、ヘルペシアクリーム、アラセナS軟膏とクリームの5種類です。

抗ウイルス成分のアシクロビルが配合されたアクチビア軟膏は2gで実売価格が700円から1,200円ぐらいです。

保湿成分のマクロゴールもブレンドされているので、患部がひび割れないよう保護できます。ヘルペエースもアクチビア軟膏同様、アシクロビルとマクロゴールが配合されています。

アクチビア軟膏とほぼ同じ内容ですが、実売価格はヘルペエースの方が若干高い印象です。

ヘルペシアのメリットとデメリット

大正製薬のヘルペシアクリームもアシクロビルが配合されていますが、アクチビア軟膏と違ってクリーム状なので塗りやすく感じます。軟膏もクリームも大して違いがないように思うかも知れませんが、使用感にはかなり差があります。

軟膏状の塗り薬

ペースト状の軟膏は伸ばしにくく、塗り込むのが難しいので患部を覆い被せるように塗布しなければなりません。薄く塗れないのでしばらくの間、薬が白っぽく残ります。

傷を隠すためのマスクとの相性も良くありません。マスクに薬がついて、患部以外の皮膚についてしまいがちです。健康な皮膚の免疫機能をガタガタにしてしまうので、軟膏は気を使います。

ただ、ヘルペシアクリームはのびが良いので塗布しやすいメリットはあるものの、とにかく有効成分以外の添加物がてんこ盛りです。特に保存料がたっぷり入っているので、保存料にアレルギー反応を起こしやすいタイプの方は避けた方が無難です。

口唇ヘルペスの薬は市販薬でも副作用が強めにでるので用心して下さい。

口唇ヘルペスを早く治すのはアラセナS?

口唇ヘルペスを一番早く治す市販薬はアラセナSクリームではありません。アラセナSは病院で処方されるアラセナA軟膏とほぼ同じ成分を含む市販の塗り薬として有名ですが、私の経験上アラセナSよりアブレバの方が早く改善します。

アブレバはFDAが唯一「コレは効く」とコメントをだしている市販薬です。それ以外の市販薬は耐性がつく上に効かないので使わないよう勧告をだしているので要注意です。

アラセナやアクチビア軟膏を含め、普通の市販クリームは痛みや痒みを抑え、皮膚の悪化を予防するぐらいの効き目しかありません。増殖した単純ヘルペスウィルスに直接働きかけることはできません。

口唇ヘルペス市販薬のネック

市販薬は1日5回ぐらいこまめに塗布する必要があるので、ちょっと面倒です。また、唇がピリピリする違和感に気づき、再発の前兆を感じたら即塗り始めないと、あまり意味がありません。

悩んでいる女性

唇に水疱ができる前に塗っても、市販の塗り薬だけだと完治まで10日近くかかります。口唇ヘルペスの市販薬に飲み薬はないので、早く治したい時は病院で処方薬をもらいに行きましょう。

内服薬のバルトレックスやゾビラックスを使えば1週間ぐらいで症状が治ります。しかしどちらも1錠500円以上する高い薬なので、5,000円札が飛んでいくことは覚悟して下さい。

症状次第でクラビットなどの抗生物質も処方されます。いずれにしても、市販薬でも処方薬でも再発を防ぐことはできません。

「再発そのものを防ぎたい」と考えている私のような女性にとっては、根本的な解決にはなりません。再発自体予防したいなら、リジンを摂取してヘルスケアに励むしかありません。リジンは医学的に再発率を下げるのに役立つと認められています。

市販薬がない性器ヘルペス発症時にも役立ちますし、自己感染を防ぐ意味でも重宝します。

口唇ヘルペス用パッチも併用

私がおすすめするリシン+プラスを飲んでいても、激務に追われている方はどうしてもストレスも多く再発の可能性がゼロではありません。

ただ、ぶり返しそうになったらいつもより多めに飲めばすぐに症状が引くはずです。ムズムズの段階から水疱ができる前に症状が引くパターンも多いようです。

もし水疱ができてもすぐに治りますから、その数日間パッチでカバーすれば目立たないのでチェックしてみて下さい。

不衛生になりがちなマスクよりしっかり患部を保護することができるので、ウイルスの二次感染予防にも効果的です。

こういった便利なアイテムを揃えておけば、リスクが高い薬を使わなくても大丈夫です。パッチは薬局では売っていませんが、コンピード口唇ヘルペスパッチをビューティー&ヘルスリサーチ社でも購入可能です。

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